2014.09
日本人の美意識に、開拓者魂に、誇りを
世田谷美術館で約3ヶ月にわたり開かれた「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」から大きな感動をいただきました。
19世紀後半から西洋では浮世絵に代表される日本美術が大流行し、特に印象派の画家たちは日本から来た大胆な構図、鮮やかな色彩に魅せられ、数多の革命的な作品が生れたと聞きます。モネは自宅に睡蓮の庭を造り、睡蓮の連作を描き、夫人カミーユ・モネに着物を着せて等身大の「ラ・ジャポネーズ」の傑作を遺しました。
友人3人で鑑賞したのですが、異口同音「日本に生れてよかったね」と誇らしく日本の酒を楽しんだ夜につなげ、仕事の場でも「日本らしい開拓者魂を失いたくないね」などと、おいしい一献を傾けたものです。
ここに掲載した「Lady with a Parasol」もジャポニスムの作品の一つ。19世紀英国の画家 William E.F.Britten の作で、板に描かれた油彩(420×810mm)です。同行した友人の所有ですが、私が一目惚れしてしまったのでこの機会にごらんいただきます。